(2002年6月16日sun)

なんでやねん

「私生活に“華(ハナ)”がナイ。」
大分前からウスウス感じつつも、最近知人から言われた「この一言」でより確証に到った、僕のアイデンティイーの一つだ。全くその通りだと思う。僕は普段あまり人から誘われない。その原因は、まあ常に忙しそうとか、家が横浜だとか、彼女がいつも一緒だから(…だったから)とか、独りが好きそうとか、色々慰めの言葉(全部事実だけど)は見つかるんだけど、要は僕自身にどうしても誘い出したい程の魅力が無いってことサ。

という自虐的な書き出しとはイキナリ正反対になるが、先月末、『うさこF』の千秋楽を観に行った後の打ち上げで、「キョンちゃん」こと宮下今日子さん(サード・ステージ)とカムカムの松村さん(『うさこF』の作演だった)と一緒に野田秀樹の陰口を叩いていたら、キョンちゃんに今度さぁ、野田さんちで「贋作・桜の森の満開の下」のメンバーで飲むから小手君も来なヨ〜。≠ニソラ恐ろしい事を何の屈託もなく言われ、マジっすか?マジっすか!≠ニヘラヘラしつつも始発の電車の中で大いに悩み、野田さん本人に「行ってもいいんすかねえ」的なメールを送ったら、返事ねぇんでやんのな。
だからもう行っちゃいました。再びイギリスに発つ直前の野田さんのお宅へ。
しかもキョンちゃんとちょっと早めに行って大掃除のお手伝いまでして。そしたらもう女優陣が次々とやって来ては、掃除するする手料理ならべる…ってナンナンダ!ちょっと!「このオジサン」に対する「この厚遇」は一体!…はっ!まさか!…これか?…これが、「私生活に“華”がある」って事なのか?!ん?何なんだこのバカでかいプラズマハイビジョンTVは!!(脱線)

てな感じで多少落ち込みつつ(“口数少ないねぇ”って何度も言われた)ホームパーティーを楽しんだり、空いたお皿を下げたり、キッチンでニンニクを刻んだりしていると(ああ…)、古田新太さんや入江雅人さんや犬山犬子さんや大倉孝二くんやらといった演劇界のビックネームも徐々に集まって来た。誰かやって来る度に野田さんから紹介される『コテ“何故かここに居る”シンヤ』。でも逆に知り合いだったりするので、逆に俺も安心する。そして新太さんと勝手に野田さんの何かの原稿を覗き見して爆笑するといった悪い事や、変調をきたした部屋の空調を直すといった良い事をしている内に、次は堤真一さんや深津絵里さんや天海祐希さんといった芸能人組がやって来て、さすがに萎縮する。やっぱダメだわ。慣れないわ。スゲェって思っちゃう。簡単に話せない。だって常盤さんに話し掛けるのだって結構時間掛かったのに、そんな今日来てスグなんて無理ですわ。…ん、待て。そんなんゆーてるから俺は「私生活に“華(ハナ)”がナイ。」んちゃうんか?(何故大阪)

ああ滅びの言葉が耳から離れない。

そういえば新感線の『スサノオ』を観に行った楽屋で、缶ビールを頂いていると(何故?)、主演のTOKIO松岡さんが来て、ビビアン・スーが来たり奥菜恵が来たりで、もう緊張するのなんのって。それに比べて「イッソン(磯野慎吾)」さんと「前ちゃん(前田悟)」さんと「タイソン(タイソン大屋)※呼び捨て可」とで吉野家でビール飲んでた時のその緊張しないのなんのって、ああ華ねぇなコリャ。(3人に非常に失礼)

そういえば久し振りにドラマのお仕事を頂いた。仲間由紀恵主演の『ごくせん』というドラマ。TVレポーターの役という事で、今日も今日とて自前のスーツで車を飛ばす。正規の目的を忘れもはや衣装と化している僕のスーツ…あ、俺そういえばこのスーツでしかTV出た事ねぇーなぁ。

誰だ!!“私生活どころじゃないじゃん”とか言ったのは!!!

うららぁぁ!URYYYYYY!!(半狂乱+懐かしさ→ブックオフへ)


-『小手伸也の人物ウォッチング』-

粟根“シリアル・キラー”まこと(劇団☆新感線)の素敵な笑顔
つれないソブリを見せたと思ったら、去り際にはゴメンネと謝る「なんちゃって悪人」。
ポケットの一杯付いたベストを常用し、秘密のツールを持ち歩く。でも携帯は持たない派。